「コロナに年末年始は無し」とありますが、新商品開発も似たようなものです。
1月2日(土)以外、年末年始も土曜日の新商品会議は実施。
R34エンジントルクダンパーのステーと、S402Mライトエースのリアダウンブラケットの報告。
あれ?
HA36のディスク型リアドラムはもう発売開始してます。今頃なんだ?
あー!
スリット入ってる!!
確かに、せっかくリアドラムをディスク形状にしたのだから、スリットも欲しくなりますね。
提案者からの開発経緯の説明。
「HA36のフロントのビッグローターキットが好調ですが、半数がスリット入りの受注でした」
え!!??
過去、当社が20年以上販売してきたシルビアやAE86用は9対1の割合で標準品が圧倒的。
スリット入りはほとんど売れないイメージでした。
異変を感じ始めたのはJB64ジムニー用。
今思えば、スリット入りの注文は確かに増えてきていました。
HA36でスリット入りが販売数の半分を占めたことにはビックリ。
スポーツカーなので性能重視ということは考えられます。
なによりスポーク形状の多いスポーツホイルは、ローターの隙間が大きいことが要因かもしれません。
通常キットが左右1セット、定価¥19,800(税別)。
スリット入りは、¥24,800(税別)。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/brake/br_bdrum
表面こそディスクですが、それ以外はちゃんとドラム。
取り付けは拍子抜けするほど簡単。
ホイル交換と変わりません。
ディスク形状にすることで表面積を増大。
冷却性能をアップ。
ビッグローターもディスク型ドラムも、カッコよさが重要ポイント!
ルックスだって性能の一部。
トップアスリートの機能性ウエアだって、デザインやカッコよさも重視しています。
自転車トレーニングにいそしんでおりますが、アスリートを目指しているわけじゃありません。
ブヨブヨ中年ボディをカッコよくしたいから。
カッコいいボディを求めるのは女性に素敵だと思われたいから。
中年男性が頑張る動機なんてそんなモンです。
よこしまな気持ちでサイクリング中、学生時代に受けた心理学の講義を思い出してました。
「男性は顔、胸、お尻などの外見で女性を選択する。これは安産や育児に有利な遺伝子を求める本能」
「そのため、男性は女性も同じように、外見で判断していると思ってしまう」
実際そうでしょ!?
イケメンはいつの時代も、もてはやされている!
非イケメンとして40年以上悲しい想いをしてきたワタシが生き証人だ!
みんな外見でしょ!?
「女性にとっては外見は要素の一つ。何かに秀でた能力、経済力、優しさなども同じ位重要」
なるほど、わからなくも無い。確かにイケメンじゃなくてもスポーツ選手やIT社長はモテる。
ただ、優しさだけは納得できぬ。
「清潔感があって優しいヒト!」という女性のお決まり文句。
本音は金持ちのイケメンだろ!?イイ子ぶりっこじゃねえか。
「原始時代、赤ちゃんを抱っこし授乳しながら、獲物を狩れますか?外敵から身を守れますか?」
赤ちゃんを産み育てるとき、両手がふさがる女性にとってカッコ良さは無意味。
それよりも狩や山菜採りが上手く、快適な住みかを作れ、外敵から身を守ってくれる能力が重要。
また、不潔な男性が嫌われるのは、医療や薬が無かった時代、ばい菌=死を意味したから。
匂いを気にする女性が多いのも同じ理由。
それでもナゾなのは「優しさ」という能力。教授の解説が目からウロコでした。
外敵が襲ったときに命を省みず守ってくれ、食料が不足したときに自分と子どもに分ける能力。
何より、自分や子どもに暴力をふるわない、といった命に直結する要素が「優しさ」。
アメリカでこの講義を受けたのは30年近く前。
「Bの絵を選んだあなた!心優しいヒトです!」
日本のテレビ番組の心理学判断は雑で幼稚。根拠が薄っぺらいただの占い。
自分にレッテルを貼って喜ぶだけ。
そんなことでは学んだことを他の事例に応用出来ません。「なぜ?」を大切にしない日本人の悪い習慣。
「あくまで学説ですし、全てに当てはまるわけではありません」
といいながら、男性陣にウインクしてくれたのは知的で素敵な教授、ノーマ・シェラン女史。
イケテないワタシだって希望はあるんだ!
人に優しく、清潔にするだけでもずいぶん印象がよくなるんだ!と心躍ったものです。
ただ、この歳になっても甲斐性(カネ)は無い…
なんの特技(能力)も無い…
イケメンでは無い…
ちょっと痩せたところで焼け石に水か…
学問とはかくも冷酷なものです。